英国洋上風力視察の様子
2022/06/20
- イベント
(左は船から間近に見たKincardine洋上風力のセミサブ式浮体の風車。 9.5MW×5基の中の1基。
右はウェールズで宿泊したホテルの前の海に拡がるGwynt y Môr wind farm。3.6MW×160基=576MW)
2022年6月11日(土)~6月20日(月)に安団長以下約27人がイギリスの洋上風車関連施設を訪問しました。
英国のウェールズ、スコットランド政府からの派遣要請に応えてJWPAから視察団を派遣したものです。
雨が多く天候が読めない英国の風土ですが、滞在中は快晴の日が多く、計画した視察先は全て訪問することができました。
間近で見たセミサブ型9.5MWの浮体式洋上風力は圧巻で、波による揺れを一切感じませんでした。
モスティン港では、同港オーナーのモスティン男爵のご好意により男爵家邸宅(Mostyn Hall)でプレゼンを受ける栄誉を得ました。
ウェールズ政府やスコットランド政府は、企業との距離も近く、洋上風力・潮流・潮汐等の海洋エネルギーのサプライチェーンの普及に意欲的でした。
視察中は陸上・洋上問わず風力発電を目にしたとこが多く、風力発電がよく風景に溶け込んでいました。
主な視察先は以下の通り。
ウェールズ地方
・Faun Trackway Orbital Marine Power 発電機製造会社訪問・工場視察
・Mona Lifting 洋上風力発電向けクレーン・リフターの製造会社訪問・工場視察
・M-SParc Science Park for Innovation & Clean Energy(インキュベーター施設)
・Port of Holyhead, Stena Line Ports(ホーリーヘッド港)
・Minesto 潮力・波力発電機器開発企業訪問
・Port of Mostyn Joint presentation with RWE Renewables(モスティン港)
・Advanced Manufacturing Research Centre (AMRC) にて施設内見学
スコットランド地方(Aberdeenが中心)
・Aberdeenの展示場で ”Energy Export Conference ” に参加、ビジネス交流会を実施
・Kincardine浮体式洋上風力発電所を船上視察
・Aberdeen Bay Wind Farmにて着床式洋上風力視察
・Balmoral Offshore社視察 (ケーブルプロテクションシステム、ブイモジュール)
・PANGEO社視察(音響による海底地質・埋設物探査)
・ROVOP 社訪問(遠隔操縦の無人潜水艇による海中作業)
・Maersk Training 社訪問 (研修センター・シミュレーター等)