2022年6月末時点日本の風力発電の累積導入量:4,691MW(469.1万kW)、2,605基
2022/10/13
- 報告書・統計
2022年6月末 |
累積導入量=4,691MW (469.1万kW)、2,605基 |
当年1月~6月末導入量(Gross)=103.8MW (10.38万kW)、28基 Netも同数値 撤去(廃止)なし |
※ Gross: 総導入量 Net: 廃止分を除いた正味導入量
2022年上半期の導入量は2021年上半期の導入量のおよそ1.5倍となり、通年での導入量も2021年を大幅に超える見込みです。本来であれば本集計は年1回リリースするのですが、今回は昨年を上回る勢いで運転開始が進んでいることから、速報ベースでのリリースをすることとしました。
2022年上半期は、北海道、青森など北日本で比較的規模が大きい陸上風力発電所が運転開始しました。下半期には秋田・能代港でVestas製4.2MW風車を使用した風力発電所が運転開始予定です。
2021年は大型案件が少なかったことに対し、2022年上半期はVestas製の3.6MW風車やGE製の4.2MW風車といった大型案件のウィンドファームが建設されたことから、昨年上半期の約1.5倍の導入量になりました。
昨年12月に運転開始したJRE八幡岳牧場風力発電所に続き、日本のウィンドファームで2件目となるGE製4.2MW風車を使用した苫前ウィンドファームが運転開始し、新設風車の平均単基出力が一段階上がりました(詳細は下記リンク先「6.新規設置された風車の平均単基出力の推移」を参照ください)。
補注:2019年12月末の数値は、廃止が判明した発電所や、正式な運転開始時期への見直し等により、2021年3月15日改訂値から修正しています。同様に、今回公表した2022年6月末時点の数値も同様の扱い、且つ速報であることから、今後修正する可能性があります。
2010年からの年別導入実績推移、2022年6月末の都道府県導入量や平均出力推移等のグラフは下記リンク先をご参照ください。
洋上風力発電に関しては、2022年6月末時点の累計で以下の通りです。
- 51.6 MW、26基、7サイト(沿岸部からアクセス可能なセミ洋上風力を含む)
- 1.の内、7.4 MW、3基、3サイト が離岸距離2km以上の本格洋上風力です。
- 2.の内、5 MW、2基、2サイト が浮体式洋上風力です。長崎五島2MW+北九州3MWです。
- 2022年1月~6月末には洋上風車の新規設置はありませんでした。