フランス洋上風力視察の様子
2023/05/14
- イベント
(左上:FloatGen浮体式洋上風車、右上:洋上変電所、下: Saint Nazaire洋上風力発電所)
日新航空サービス(株)主催、BW Ideolと(一社)日本風力発電協会の協力で、フランス洋上風力視察が開催され、2023年5月8日(月)~14日(日)に安団長以下24名(添乗員2人を含む)がフランスの洋上風力サイトおよび関連施設を訪問しました。
主な訪問先は以下の通りです。
・ Saint Nazaire(480MW):着床式、モノパイル基礎、GE Haliade 150-6MW×80基、開発者はEDF
※ フランス初の洋上wind farm。岩質海底への設置です。https://jwpa.jp/information/6688/
・ Floatgen(2MW):浮体式、DampingPool式バージ型浮体、Vestas V80-2MW×1基、開発者はBW Ideol
・ GEサンナゼール工場(ナセル組立工場)
・ FOWT 2023 カンファレンス参加(浮体式洋上風力の国際会議)
サイトの視察では、うねりがあったものの天候に恵まれ、晴天の下で洋上風力発電所を近くで見学することができました。6MW風車80基と洋上変電所は、とても迫力があり、また浮体式風車も安定して運転している様子を見ることができました。また、GEサンナゼール工場では、大型ナセルの組立のラインを視察することができました。Haliade Xのナセルは3階建てくらいの大きさであり、間近で見るとその大きさを実感しました。
また、FOWT2023では、今年は、8つのセッション、65のブース出展、1,300名を超える参加(対面・リモート合計)があり、浮体式洋上風力に関する知見を得ることができました。2024年は、4月24-26日に南フランスのマルセイユでの開催が予定されています。
参考:WindEuropeのFOWT2023紹介記事
Floating wind is making great strides、2023年5月12日、WindEurope
https://windeurope.org/newsroom/news/floating-wind-is-making-great-strides/