2022年末日本の風力発電の累積導入量:480.2万kW、2,622基 (2023/1/26更新)
2023/01/18
- 報告書・統計
2022年12月末実績 |
累積導入量=4,802MW (480.2万kW)、2,622基 |
当年1月~12月末導入量(Gross)=232.9MW(23.3万kW)、72基 当年1月~12月末導入量(Net)=228.1MW (22.8万kW)、65基 撤去(廃止)=4.8MW(0.48万kW)、7基 |
※ Gross: 総導入量 Net: 廃止分を勘案した正味導入量
2023年1月26日に撤去・新規分を見直して更新しました。
2022年12月末の速報ベースの風力発電の導入量を報告いたします。2022年の導入量は、下半期だけで2021年の導入量を上回る値となり、通年では2021年の導入量の約1.6倍となりました。運転を開始した20MW以上の風力発電所が6件と大規模化が進んでおり、新設された風力発電所の平均サイズは29.1MW/サイトと過去最大を更新しました(2020年27.6MW/サイトを更新)。新規設置された風車の平均単基出力も初めて3MWを超え3.4MW/基となりました。
日本において初の商業用大型洋上ウィンドファーム(能代港洋上風力発電所)が運転開始されたことも大きな転換点です。1月に入って岩手県で大型の陸上風力発電所(46.8MW)が運転を開始し、また秋田市の洋上風力(54.6MW)の運転開始も目前に迫っており、2023年も一定量の導入が期待されます。
詳細については下段の分析データをご参照ください。
補注:過去の実績値については、数値公表後に廃止が判明したり、運転開始時期の見直しなどにより後日修正する可能性があります。2010年からの年別導入実績推移、2022年12月末の都道府県導入量や平均出力推移等のグラフは下記リンク先をご参照ください。
洋上風力発電に関しては、2022年12月末時点の累計で以下の通りです。
- 135MW、46基、8サイト(沿岸部からアクセス可能なセミ洋上風力を含む)
- 1.の内、91.4 MW、23基、4サイト が本格洋上風力です。
- 1.の内、5 MW、2基、2サイト が浮体式洋上風力です。長崎五島2MW+北九州3MWです。
- 上述の通り2022年12月末に初の商業用大型洋上ウィンドファームである能代港洋上風力発電所が運転開始されました。