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2020年末日本の風力発電の累積導入量:443.9万kW、2,554基(3月15日Update)

2021/02/12

  • 報告書・統計

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2020年12月末の導入実績(3月15日Update)をお知らせします。(JWPA調べ)
※ 陸上風力と洋上風力の合計値です。

2020年12月末   累積導入量=4,439MW (443.9万kW)、2,554基
2020年1月~12月  単年導入量=516MW (51.6万kW)、166基 20(Gross)発電所

2020年単年導入量は2019年の1.9倍と過去最大の新規導入量になりました。
2012年10月の環境アセス法制化から8年が過ぎ、複数の大型案件が運開したおかげです。

例:4月 青森県 つがるウィンドファーム 121.6MW
  5月 秋田県 秋田潟上ウインドファーム 65.99MW
  1月 北海道 せたな大里ウィンドファーム 50MW
  10月 宮崎県 串間風力発電所 64.8MW
  12月 秋田県 くずまき第二風力発電所 44.6MW
  1月 秋田県 にかほ第二風力発電所 41.4MW

また、新規に立った風車の平均サイズは2.70MWまで大型化しています。

年別の導入量を以下に示します。(JWPA調べ)
             (累計)           (単年新規分)
2019年12月末  3,923MW 2,388基   270MW  84基 18(Gross)発電所
2020年12月末  4,439MW 2,554基   516MW 166基 20(Gross)発電所

補注:2019年12月末の数値は、2020年1月15日公表値から変更しています。これは廃止が判明した発電所や、正式な運転開始時期への見直し、等によるものです。そのため、2020年12月末の数値も同様の扱い、且つ速報であることから、今後変更する可能性があります。

2010年からの年別の導入実績推移、2020年末の都道府県別導入量等のグラフは下リンク内。
都道府県別では、1位:秋田県646MW (64.6万kW)、2位:青森県624MW (62.4万kW)、3位:北海道507MW (50.7万kW)となります。
dounyuujisseki2020graph.pdf

PDFファイルは、上記リンクをクリックし「開く」(少し時間がかかります) または「保存」(短時間でダウンロード完了)してから保存ファイルを開く操作をしてください。


洋上風上発電に関しては、2020年12月末時点で累積で以下のようになります。
① 58.6 MW、28基、7サイト(沿岸部からアクセス可能なセミ洋上風力を含む)
② ①の内、14.4 MW、5基、4サイト が離岸距離2km以上の本格洋上風力です。
③ ②の内、12 MW、4基、3サイト が浮体式洋上風力です。
  長崎五島2MW+北九州3MW+福島の2MW&5MWです。
④ 欧州と同様の着床式の洋上風力は、千葉県銚子市の屏風が浦沖の2.4MWの1基だけです。

2020年1月~12月には洋上風車の新規設置はありませんでした。
逆に、福島県楢葉沖の7MW浮体式洋上風車が撤去されています。

日本には、欧州のような本格的な洋上ウィンドファームはまだありませんが、港湾部では秋田県の秋田港(55MW)と能代港(88MW)で建設が始まっており、2022年に運開予定です。
一般海域では、長崎五島(浮体式)、千葉県銚子、秋田県由利本荘(南北)、秋田県能代三種男鹿、の4サイト(合計1.5~1.8GW)で事業者入札中で、2021年内には落札者が決定されます。

以上

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