2019年末日本の風力発電の累積導入量:392.3万kW、2,414基(速報)
2020/01/14
- 報告書・統計
(↑クリックすると拡大。2012年からの落ち込みは補助金廃止と環境アセス法制化の影響)
2019年12月末の導入実績(速報)をお知らせします。(JWPA調べ)
2019年12月末 累積導入量=3,923MW (392.3万kW)、2,414基 457発電所
2019年1月~12月 単年導入量=270MW (27.0万kW)、104基 17発電所
2019年単年導入量は昨年とほぼ同程度(とはいえ暦年新規導入量では僅差で過去最多)であり、導入実績としては相変わらず伸び悩んでいる状況が続いております。
一方、昨年12月末時点で、環境アセスメント手続きの配慮書以降の段階にある案件は総数で263件、合計容量は29GW超(2,916万kW)(内14GW(1,398万kW)は洋上風力)に達するところ(JWPA調べ)となり、また、風力(20kW以上)のFIT認定量も昨年6月末時点で約7.2GW(717.8万kW:内、洋上風力は27.7万kW)に達しており(資源エネルギー庁公表情報より引用)、導入拡大の兆しが現れ始めています。
さらに、一般海域における洋上風力については再エネ海域利用法に基づく促進区域の指定に向けたプロセスが順次進められており、一層の拡大への期待が高まりつつある状況です。
年別の導入量を以下に示します。(JWPA調べ)
(累計) (単年度)
2011年12月末 2,555MW 1,851基 380発電所 219MW 110基 9発電所
2012年12月末 2,613MW 1,875基 383発電所 58MW 24基 3発電所
2013年12月末 2,662MW 1,897基 392発電所 50MW 22基 9発電所
2014年12月末 2,792MW 1,944基 389発電所 130MW 47基 -3発電所
2015年12月末 3,036MW 2,048基 407発電所 243MW 104基 18発電所
2016年12月末 3,230MW 2,145基 414発電所 194MW 97基 7発電所
2017年12月末 3,392MW 2,210基 422発電所 162MW 65基 8発電所
2018年12月末 3,653MW 2,310基 440発電所 261MW 100基 18発電所
2019年12月末 3,923MW 2,414基 457発電所 270MW 104基 17発電所
補注:2018年12月末以前の数値は、2019年1月16日公表値から変更しています。これは廃止が判明した発電所や、正式な運転開始時期への見直し、等によるものです。そのため、2019年12月末の数値も同様の扱い、且つ速報であることから、今後変更する可能性があります。
2010年からの年別の導入実績推移、2019年末の都道府県別導入量等のグラフは、以下をクリックしてください。
都道府県別では、1位:秋田県488MW (48.8万kW)、2位:青森県476MW (47.6万kW)、3位:北海道447MW (44.7万kW)となります。
https://jwpa.jp/cms/wp-content/uploads/dounyuujisseki2019graph.pdf
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