韓国風力産業協会と日本風力発電協会がMOU締結 ~アジア市場の持続可能な発展に向けて連携~
2025/07/02
- JWPAからのお知らせ
韓国風力産業協会(KWEIA、会長:キム・ヒョングン)と日本風力発電協会(JWPA、代表理事:秋吉優)は、7月2日釜山BEXCOで開催された「2025 Offshore Wind Supply Chain Conference & Exhibition」において、「アジア風力産業の発展に向けた日韓共同協力MOU (Memorandum of Understanding, 以下 MOU)」を締結しました。
本MOUは、韓国と日本両国間で緊密な協力関係を構築し、風力発電産業および関連するサプライチェーンの強化、技術交流および相互投資の機会拡大を主な目的とするものであり、アジア地域における共同リーダーシップの確立に向けた両協会の意志が込められています。
韓国と日本は共に高い再生可能エネルギーの導入目標を掲げており、特に洋上風力分野において、アジア市場でのリーダー的地位の確立を目指しています。
両国は、技術力、産業基盤、政策経験などにおいて相互補完的な強みを有しており、急成長するアジアの風力市場に対し、協力して取り組むべきとの認識は、これまでも共有されてきました。
こうした背景を踏まえ、これまで着実に交流を続けてきた両協会は、今回のMOU締結に合意することになりました。
本MOUに基づき、両協会は以下の事項を協力して推進する予定です。
・風力エネルギー分野におけるの技術開発および市場拡大に向けたビジネス機会の創出とサプライチェーン協力の促進
・戦略的連携の強化、ならびに共同セミナー、ワークショップ、ネットワーキングイベントの開催
・アジア地域における風力産業の発展に資する共同活動の推進
本MOUは2027年12月31日まで有効であり、両者に異議がなければ2年ごとに自動延長されます。
KWEIAのイ・スンチョル副会長は、「韓国と日本の風力協会が手を取り合い、アジア風力市場の発展に向けて最初の一歩を踏み出すことができ、大変意義深い。」と述べ、「今回の協力を通じて、両国が互いの強みを活かしながら、アジアの風力産業の成長を共に牽引していくことを期待している。」と語りました。
JWPAの秋吉代表理事は、「本MOUは日韓両協会が協力の絆を深め、風力発電における技術交流やサプライチェーンの強化を通じて、アジア地域の脱炭素社会実現に向けたリーダーシップを共有する、きわめて意義深い節目となる。」と述べ、「今後もこの枠組みのもと、着実に関係を深めていきたい。」とコメントしました。
![]() MOU締結サインの様子 |
![]() 左:KWEIAイ・スンチョル副会長 |