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2009年12月11日

地球温暖化問題に関する閣僚委員会 タスクフォース会合

タスクフォース会合は、2009年10月23日から開催され、11月19日の第5回会合を経て、2009年12月11日の『第4回 地球温暖化問題に関する閣僚委員会』で、中間取りまとめ行われました。

再生可能エネルギーの導入量に関しては、国立環境研究所が参考資料6-1にて
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/t-ondanka/chuukan/sankousiryou6_1.pdf

再生可能エネルギー導入量が一次エネルギー供給に占める比率の10%という目標は、削減率が小さいケースでは、再生可能エネルギー導入量が少ないだけでなく、目標値の分母となる一次エネルギー供給量の値も大きくなるため、目標の達成は困難である。

大規模水力を再生可能エネルギーに含めてよい場合には▲15%ケースにおいて目標を達成し、
大規模水力を再生可能エネルギーに含めない場合には▲20%ケースにおいて達成している。

と公表し、▲15%ケースで風力発電1100万kW、▲20%ケースで風力発電2000万kWと、これまでJWPAおよびWPDAが公表してきた導入目標値と同等な数値を示しています。

一方、日本エネルギー経済研究所は、参考資料6-2にて
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/t-ondanka/chuukan/sankousiryou6_2.pdf
▲15%では1100万kW、▲20%では2000万kWと想定されているが、
 ○日本は風況が悪く、陸上の導入ポテンシャルは約640万kW
 ○洋上風力に設置するためには、漁業権や多大なコストが必要といった課題を解決する必要
 ○さらに、自然公園法等の規制、バードストライクや低周波音等の立地問題が存在 

と公表し、2000年3月に算定された【統計解析手法による地上高30mにおける年間平均風速5m/s以上、1000kW風車適用】を基準とした『実際的潜在量』を維持し、『640万kWが日本の限界』との認識を変えていません。

風況解析手法の高度化(統計解析⇒数値シミュレーション)、最新の国土地理情報や風車の大型化を考慮した風力発電のポテンシャルは、JWPAおよびWPDAから公表しておりますが、公的機関による最新のポテンシャル算出または、JWPAおよびWPDAの解析結果の認知が望まれます。

詳細は、以下を参照

『地球温暖化問題に関する閣僚委員会 タスクフォース会合』
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/t-ondanka/

『中間取りまとめ:本文』
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/t-ondanka/chuukan/2009honbun.pdf

『中間取りまとめ:参考資料』
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/t-ondanka/chuukan/sanko_siryou.html

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