2010年01月14日
風力発電長期導入目標とロードマップ V1.1
現在でも一部の検討会・委員会で利用されている「新エネルギー等導入基礎調査(2000年3月)」やJWPA2007年版との算定条件比較は、17ページに記しておりますが、Ver1.1は最新のGISデータを利用するとともに、主に以下の算定条件を変更しています。
・利用可能な面積算定方法を、従来の1kmメッシュから100mメッシュに変更
・利用可能な土地利用区分に「森林(保安林を除く)」を追加
・洋上風力の適地範囲を従来の離岸距離50kmから30kmに変更
・着床式洋上風力の適用範囲を、従来の水深30m未満から50m未満に変更
<算定結果>
☆算定条件を記載しておりますので、結果の数値のみが一人歩きしないよう、ご注意下さい。
☆今後の社会条件変化に伴い、算定条件も変わることが予想されますので、それに応じて各数値も変わります。
☆☆☆ 環境省で実施中の「再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査委託業務」では、自然保全地域、住宅からの距離、土地傾斜角など、殆ど全ての社会条件を考慮したポテンシャルを算定中ですので、今回のJWPA Ver.1.1も、4月以降にver.2.0として発表いたします。 ☆☆☆
1.ポテンシャル
陸 上 風 力 : 6,500万kW
着床式洋上風力: 2,900万kW
浮体式洋上風力: 3,900万kW
合 計 :13,300万kW
2.長期導入目標
2050年までに、風力発電による電力量供給比率を日本の全需要電力量の10%以上とする。
⇒ 風力発電設備容量:5,000万kW
3.ロードマップ
2010年: 300万kW
2020年:1,130万kW
2030年:2,690万kW
2040年:4,420万kW
2050年:5,000万kW
詳細は、以下を参照
http://jwpa.jp/cms/wp-content/uploads/50-15roadmap100115.pdf