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2016年01月21日

2015年末 風力発電累積導入実績:303.8万kW、2,077基

2015年12月末の導入実績と、2015年度末(2016年3月末)の推定導入量をお知らせします。(JWPA調べ)
2015年12月末 累積導入量=3,038MW(303.8万kW)  2,077基 434発電所
2015年1月~12月 単年導入量=244MW(24.4万kW) 109基 22発電所

2016年3月末  推定累積導入量=3,167MW(316.7万kW) 2,143基 441発電所
2015年4月~2016年3月 推定単年度導入量=246MW(24.6万kW) 118基 20発電所

2012年7月に導入されたFIT制度による風力発電(20kW以上)の買取価格は、導入が進んでいないことから、今年度も陸上は22円/kWh、洋上では36円/kWhが維持されました。
また、政府は2015年7月に我が国の2030年に向けたエネルギーミックス(電源構成)を決定しましたが、風力発電については設備容量で1,000万kW(陸上・洋上の合計)とされており、非常に低い水準となっています。一方で政府はエネルギーミックスを達成するため、いわゆるFIT制度の見直しが必要として、現在開会中の通常国会に改正案を上程することが予定されています。
昨年(2015年)の導入量を見ると、比較的大型のプロジェクトが複数完成したこともあり、2015年末の累積導入量がようやく300万kWを超える水準に達しました。当協会の推計では、2015年度は単年度の導入量が24.6万kW、累積で316.7万kWとなる見通しです。さらに、風力発電事業者による新規案件の開発も進捗しており、2015年末時点で、法アセスの手続き中案件の累計は、北海道と東北地方を中心に約764万kWまで積み上がっています。これらが全て順調に完成すれば、エネルギーミックスで示された2030年時点の風力発電の導入水準 1,000万kWは、2020年代早々に達成されることが期待されます。しかしながら、2015年12月には、北海道電力及び東北電力の2社が指定電気事業者となったことが公表されました。したがって、系統への接続を巡る状況は厳しさを増しており、系統の広域運用の実現など接続可能量の拡大につながる施策の実現が、風力発電導入拡大のための喫緊の課題となっています。

2015年度の推定値を含めて、年度別の導入量を以下に示します。

        (累計)         (単年度)
2009年度 2,186MW  1,681基   304MW  148基
2010年度 2,475MW  1,829基   289MW  148基
2011年度 2,556MW  1,867基    81MW    38基
2012年度 2,641MW  1,913基   86MW     46基
2013年度 2,707MW  1,934基    66MW    21基
2014年度 2,921MW  2,025基   214MW    91基 
2015年度 3,167MW  2,143基   246MW   118基(2015年度は推定値)

2005年からの年別、年度別導入実績推移等のグラフは以下をクリックしてください。
http://jwpa.jp/cms/wp-content/uploads/30-12dounyuujisseki2015graph.pdf

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