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2018年08月27日

風力発電設備の倒壊事故を踏まえた指示について

8月24日に兵庫県淡路市で発生した風車倒壊事故を受けて、
経済産業省から風車設置者に対して以下の指示が出ています。(9月18日に追加指示)

平成30年8月24日に兵庫県内で発生した風力発電設備の倒壊事故を踏まえた指示について
8月27日 経済産業省 電力安全課長・新エネルギー課長
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2018/08/300827.html

平成30年8月24日に兵庫県内で発生した風力発電設備の倒壊事故を踏まえた追加の指示について
9月18日 経済産業省 電力安全課長・新エネルギー課長
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2018/09/300918.html

平成30年8月24日に兵庫県内で発生した風力発電設備の倒壊事故を踏まえ、以下のとおり指示する。

1.風力発電設備について、改めて技術基準への適合性を確認し、技術基準への不適合のおそれがある場合には必要な処置を行うとともに、速やかに産業保安監督部に報告すること。

2.台風の接近等による影響が見込まれる場合には、安全対策に万全を期すこと。必要に応じて、停電時においてもヨー制御が可能となるような予備電源の設置や、万一風車が倒壊した場合に備えた周辺への人の立入りを防止するような措置等の対策を講じること。

3.日常点検や定期点検の際に設備全体の健全性を確認すること。特に基礎と支持物の接合部及び基礎の構造について設計図とも照らし合わせ、健全性を確認すること。
また、運転開始から10年以上経過した風力発電設備については、特に慎重に確認すること。

4.設置している風力発電設備の設計図書等を確認し、基礎の構造が(追加指示の)別紙の図1、図2、図3及びその他のいずれに該当するかを、各産業保安監督部まで、速やかに報告すること。その際、風力発電設備所名、基数、機種、連絡先を合わせて報告すること。


補足説明:

なお、一部の報道で「基礎が小さすぎる」旨のコメントがありますが、誤解です。
TV・新聞等の写真に写っているのは、基礎の一部(ペデスタル)です。

風車の基礎は断面で見ると凸型をしており、その上の突起部分が折れた状態です。
折損部の下には、より大きなフーチング基礎が地面の中に埋っています。
(「風車」「基礎」でGoogle検索すると、典型的な写真や図面が見つかると思います。)

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