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風をエネルギーにする

風をエネルギーにする

水や空気の流れの中に物体があると、その物体には力が働く。机の上の箱を口で吹けば、箱は後方に動く。電車の窓から手を出せば、後ろに引っ張られるような力を感じる。

これが、流れによって生じる力なのである。この力は、流れの速度、物体の形、流れとの角度によって変わる。古代の人は、この気まぐれな風の力で、自分たちの役に立つ仕事をさせようとしてきた。

一番始めは、ヨットのような、風の力を帆に受けて風下に動かす機械だったろう。そして子供の玩具であった風車(かざぐるま)を利用することを考え始めたのである。
そして生まれたのがサボニウス型風車である。これは、風の力を抵抗として受け止めて回る風車である。

それとは別に、風の力を揚力として受け止めて回る風車も作られた。揚力とは、あの重たい飛行機を空に浮かべる力である。このような風車を、プロペラ型風車と呼んでいる。





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